コラム

高卒採用スケジュールを徹底解説!戦略作りのポイントも紹介

高卒採用_スケジュール

高卒採用は大卒採用と違って、決められたルールの中で行わなければなりません。
高卒採用を始める企業は、ルールを理解した上で採用戦略や準備を行っていく必要があります。

ここでは、数多くのルールの中でもスケジュールに特化して解説を行います。

高卒採用のスケジュール

高卒採用と大卒採用ではスケジュールが大きく違います。
ここでは実際の採用選考日程を見ながら、どのように動いていくのか確認していきましょう。
守らなければならないことも多いので、新しく高卒採用に参入したいと考えている企業はぜひ参考にしてみてください。

高卒採用におけるスケジュールの重要性

高卒採用は大卒採用と違い、行政・学校・主要経済団体の3者間で厳格なルールが決められています。
採用活動が学業の妨げにならないよう高校生を守るのが、この「高卒採用のルール」です。
企業はこのルールを理解したうえで採用活動をすることが求められます。

では、高卒採用はどのようなスケジュールで動いているのでしょうか。

高卒採用のスケジュールを確認

厚生労働省が発表した最新の高卒採用スケジュールは以下の通りです。

<令和5年3月新規高等学校卒業者の採用選考期日等>
ハローワークによる求人申込書の受付開始   ・・・・・・・・  6月1日
※高校生を対象とした求人については、ハローワークにおいて求人の内容を
確認したのち、学校に求人が提出されることとなります。
企業による学校への求人申込及び学校訪問開始 ・・・・・・・・  7月1日
学校から企業への生徒の応募書類提出開始   ・・・・・・・・  9月5日
                         (沖縄県は8月30日)
企業による選考開始及び採用内定開始     ・・・・・・・・  9月16日

参考:2022年厚生労働省 令和5年3月新規高等学校卒業者の採用選考期日等
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23853.htmlhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23853.html

企業が学校に直接アプローチできるのは7月1日からであり、それ以前は準備期間となります。
実際に採用活動を行うのは2か月半ほどしかないのです。

高卒採用時期は、都道府県や高校によって若干異なる場合もありますので、全国規模で採用を行いたいと考えている企業は、都道府県ごとに確認してみてください。
また、高卒採用を支援している企業などは全国から情報収集していますので、活用してみるのもいいでしょう。

二次募集について

一般的に、9月末ごろまでに内定が出る高校生がほとんどですが、大学進学・公務員試験などと並行していた学生は、10月以降も就職活動を行います。
これを二次募集とし、企業側は9月末~10月中旬頃を目途に再度アプローチをかけます。
一次募集と違って、二次募集は決められたルールがありません。

時期が遅いこともあり、まだ進路が決まっていない生徒の不安をなくせるよう、求人案内を希望する先生や学校も多くあります。
企業側は求人票や高校訪問による積極的なアプローチで、成果を挙げられるようにしましょう。

高卒採用における活動開始までの準備

高卒採用時期は例年6月から9月です。
企業側は、この採用スケジュールに合わせて採用活動の準備を行いましょう。
ここでは企業が高校に対して行う採用活動についての説明と、活動に対する準備について解説します。

求人票の発送

高卒採用を行う場合、企業は高卒採用専門の求人票を作成しなければなりません。
作成した求人票はハローワークに申請し、受理されたものを高卒採用で使用します。
高校生採用を行いたいと考えている企業にとって、求人票は必須ツールの1つです。

求人票が公開されたタイミングで、企業は高校の進路指導部宛に求人票を送付します。

求人票の発送に対する準備

大卒や中途採用でハローワークを利用したことがある企業も、高卒採用の求人票は新しく作り直すことをオススメします。
高校生採用の場合、求人票を見るのは高校生です。
高校生は、企業や社会人に対しての知識も少なく、なかなか仕事のことを理解できません。
仕事内容を分かりやすく噛み砕いて記載することで、高卒採用に合わせた求人票にすることができるでしょう。
また、専門用語や難しい用語も使うのを避けましょう。

高校訪問

企業側の採用活動の1つとして、高校訪問が挙げられます。
高校訪問は求人票と違って、自社の求人を直接アピールすることが可能です。
会社や求人の魅力だけでなく、どのような高校生に就職してほしいのかなども積極的に伝えていきましょう。

また、高校との関係値を構築するという意味でも訪問は重要です。
特に進路指導教諭は、人事異動がない限り特定の先生が続ける場合も多く、数年にわたった交流をすることで深い関係値が作れます。

高校訪問に対する準備

高校を訪問したからと言って直接生徒と会えるわけではありません。
まずは、先生に対してのアピールをしていき、自分たちの魅力を徐々に知ってもらうという意識を持ちましょう。

また、高校側もどんな求人が生徒に合っているかを考えながら企業と接しています。
高校側のニーズもくみ取ることで、より効果的なアプローチができるでしょう。
高卒採用を支援している企業であれば、現場の先生たちの情報も豊富にありますので、活用してみることをオススメします。

高卒人材に対する採用戦略のポイント

高校卒業人材(以下、高卒人材)の採用成功のためには、スケジュールに合わせた対応だけでなく、高卒採用そのものに対する戦略作りも必要です。
ここでは、高卒採用に特化した採用戦略のポイントをお伝えします。

高卒採用に対する知識を蓄える

先述したように、高校採用はルールや採用活動も大卒などと全く違います。
そのため、採用に関わる社員はあらかじめ高卒採用の知識を把握しておきましょう。
人員に余裕がある場合は、高卒採用専門の社員の配置も検討してみてください。

職場見学の内容を決定する

職場見学は、高校生に自社の魅力を直接アピールできる貴重な機会です。
限られた時間の中で十分に内容が伝えられるよう、回るルートや内容を決めておきましょう。
ただ見てもらうだけでなく、現場の担当者にアポイントを取って交流をしてもらったり、質疑応答の時間を取ったりすれば、相互理解も深まります。

選考プロセスを考える

高卒採用では、例年9月中頃に一次募集の採用選考が開始され、10月頭には二次募集の応募が始まります。
選考期間が半月と短いため、選考プロセスの長い企業は、高卒採用に対応できるものを考えておくのがいいでしょう。

入社後の教育方法の策定

入社後の研修や教育は、新卒採用社員が必ず通る道です。
特に社会人経験がない高卒採用では、研修や教育が上手くできなければ早期離職にもつながりかねません。
仕事を教えるだけでなく、企業で働くことへの不安など精神面もフォローできるような教育体制を整えることが重要です。

新卒の入社前から教育方法まで整えておくことができれば、高校訪問や職場見学の際に自社のアピールとして伝えることができるでしょう。
特に先生側は求人票でも教育方法を重視している場合が多いため、具体的な内容を伝えることができれば、大きな強みとなります。

問題を明らかにするためには

教育や職場見学、選考プロセスなど、高卒採用戦略で見直すべき点は数多くあります。
しかし、改善点が見つからない場合や、改善を続けていても効果が得られない場合はどうすればよいのでしょうか。

一番早い解決法は採用戦略をプロに見てもらうことです。
大卒や中途と同様に、高卒採用にも専門のプロがいます。
高卒採用支援を行っている企業は、数多くの高校と関係値を持っている場合も多く、現場目線での改善点や魅力の打ち出し方などを教えてもらえるでしょう。
特に、新しく高卒採用を始めたいと考えている企業は、知識を深めるという点でもプロを活用することをオススメします。

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