コラム

なぜ今「高卒採用」に力を入れるべきなのか?理由を解説!

高卒 採用 メリット

現在、大卒採用での人材確保が難しくなっている中、注目されているのが高卒採用です。
特に中小企業は力を入れていることも多く、将来的な人材不足の新たな活路として期待されています。
今回は、企業はなぜ「高卒採用」に力を入れるべきなのか、理由を解説します。

高卒採用に積極的に取り組むべき理由

新型コロナウイルスの影響を除けば、2011年以降、高卒採用の求人数は年々増えています。
なぜ今、高卒採用に積極的に取り組む企業が増えているのでしょうか。
まずはその理由についてご説明します。

人材不足が深刻化しているから

現在日本は少子高齢化で、働き手が少なくなる状況が続いています。
求人業界は売り手市場で、人気の企業・業界に人が集まり、それ以外の企業・業界は人材の確保も難しくなっている状態です。
高卒求人は大卒求人よりも倍率が低いこともあり、働き手を早めに確保しておきたいという企業が高卒採用に参入していると言えるでしょう。

プロとして長く活躍してくれるから

高卒採用の大きな特徴として、20代の活躍期間が長いことが挙げられます。
若いうちからキャリアを積み、スキルの高い人材として長く活躍してくれることが、高卒採用の強みであると言えるでしょう。

若くして活躍する人材がいれば、会社としての基盤も強いものになりますし、それを見て若い人材が興味を持ってくれれば、採用につながるという好循環も生まれます。

高卒採用と言うと、製造業・小売業が中心のイメージを持っている方もいるかもしれませんが、現在では営業やエンジニアなど、幅広い職種で高卒採用が行われています。
人数の確保としてだけでなく、将来的な戦力としての活躍を見込んで、高卒採用に向き合っている企業も多いのです。

「高卒採用についてよく知らない」「何となく不安」といった理由で高卒採用を行わないのはとてももったいない状況になっています。

高卒採用のメリットとデメリットを知ろう

高卒採用をするにあたって、まずメリットとデメリットを把握しておきましょう。

高卒採用によるメリットとは?

高卒採用は、大卒と比べると採用にかかる期間が短いのが特徴です。
一般的に6月からスタートし、9月中旬には1次応募の選考が完了します。
それに伴い、採用にかかるコストも大卒より低く抑えることができるのも高卒採用のメリットです。
一例では高卒採用と大卒採用で260万円程度の金額差が出た企業もあります。

また、高卒では一人一社制というルールが決められており、複数企業への併願ができません。
そのため、内定辞退率が低いのもメリットの1つだと言えるでしょう。

大卒と高卒では、作業範囲や役割に違いがあるため、採用後の初任給が大卒に比べて低くなっているのも高卒採用の特長です。

高卒採用によるデメリットとは?

大卒採用と違い、高卒採用は独自のルールが定められているためデメリットもあります。

高卒採用では、求人票を元に就職先を決定するため、大卒採用よりも情報量が少なく、企業のことを詳しく理解せずに就職してしまう場合もあります。
そのため、入社後に「イメージと違った」といったミスマッチが起きやすく、早期離職率が35.9%と高いのはデメリットの1つです。

また、大卒と違って、学生と企業の間に学校をはさむ高卒採用では、高校の先生との関係づくりが重要となります。
求人票の発送や高校の訪問などを行わなければならず、採用担当者の負担が大きくなってしまうのは、高校採用のデメリットと言えるでしょう。

メリット・デメリットどちらも理解し、適切な対策を取ることで、高卒採用の成功に大きく近づくことができます。

高卒採用に成功するためのポイントとは?

高卒採用にはさまざまなデメリットもある中で、成功させるにはどのようにすればいいのでしょうか。
ここでは、高卒採用成功に向けたポイントをご紹介します。

高校との関係値を深める

高卒採用を行うには、高校との関係値を深めることが重要です。
先生との関係値を作ることで、生徒とコンタクトを取ることができますし、企業のことを詳しく知ってもらうことができます。
まずは高校訪問などを通して、先生との関係性を構築していきましょう。
進路指導の先生は人事異動がない限り長く続ける場合も多く、数年にわたって深い関係値を作ることが大切です。

人材育成に力を入れ、定着率を上げる

高卒採用のデメリットの1つに離職率の高さがありました。
では、離職を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。

高卒用の求人票には、「青少年雇用情報」と呼ばれる若年層の雇用に特化した情報を書く欄があります。
その中で注目したいのが「メンター制度の有無」です。

メンターとは、新卒者に職務を教えるとともに、仕事以外の身の回りの相談に応じたり、アドバイスをしたりする人のことを指します。
社会人としての経験がない高校生は、就職後に仕事を覚えるだけでなく、慣れない社会人としての生活で疲れてしまう部分もあるでしょう。
その中で、頼ることのできる先輩がいることは新卒者にとっても心強いですし、早期離職の防止にもつながります。

社内で人材育成の体制を強化することで、早期離職を減らし定着率を高めていきましょう。

さっそく高卒求人を始めてみましょう

ここまで読んでみて「高卒求人に興味を持った」「自社でも始めてみたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、どのように高卒求人をスタートすればいいかをご説明します。

まずはハローワークで求人票登録から

高卒採用を行うには、管轄のハローワークに求人票の申請を行わなければなりません。
すでにハローワークを利用している企業も多いと思いますが、高卒専用の求人票を作る必要がありますので、まずは作成から始めましょう。
申請が受理された求人票は、高卒就職情報WEB提供サービスに掲載され、全国の高校の進路指導の先生が閲覧できる状態になります。

参考:厚生労働省職業安定局 高卒就職情報WEB提供サービス
https://koukou.gakusei.hellowork.mhlw.go.jp/cont/job_offer.html

自社の強みを伝える求人票を作成することが大切

では、どのように高卒専門の求人票を作成すればよいのでしょうか。

まず、気を付けなければいけないのは、文章の分かりやすさです。
高校生は社会人経験がなく、専門用語や難しい単語が出てきても分かりません。
仕事内容などは噛み砕いて記載することで、求人票の理解度が深まるでしょう。

また、求人票には文字数制限も多く、短く簡潔に文章を書くことが求められます。
無駄な文章をなくし、より多くの情報を盛りこんで書きましょう。

ハローワーク以外の媒体も活用してみる

高卒採用にも専門のWEBサイトがありますので、気になる方は活用してみてはいかがでしょうか。
求人票と違って、写真や動画でより多くの情報を伝えることができるので、ミスマッチも防ぐことができます。
また、このようなWEBサイトを運営している企業は高卒採用に対する知識も豊富なので、高卒求人に対するアドバイスなどももらえますし、高卒採用未経験の企業でも不安なく参入することができるでしょう。

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