初めて高卒採用を行った企業はもちろん、長年高卒採用をしている企業も上手く行かなくて悩むことがあるでしょう。
そこで今回は、採用活動での行動をチェックできるような記事を作成しました。
「どこを改善すればいいか分からない」「改善しても良くならない」と感じている方は、ぜひチェックし、次の採用活動までに改善してみてください。
目次
高卒採用に関する基本事項
高卒採用は、大学新卒採用や中途採用とは全く違います。
大卒採用に成功しているからと言って、同じ方法で高卒採用が上手く行くわけではありません。
ここでは、高卒採用に関する基本事項をチェックし、改善につなげていきましょう。
高卒採用のルールをきちんと把握していたか
高卒採用は、大卒や中途採用と違い厳格なルールが決められているため、ルールをきちんと把握しておく必要があります。
これが高卒採用を成功させるための第一歩です。
高卒採用の特徴的なルールとしては、三者協定による学校斡旋や一人一社制などがあります。
ルールに違反した場合は罰則がありますので、注意するようにしましょう。
重大な違反の場合は行政指導の対象となり、今後の企業活動にも影響します。
高卒採用を成功させたいと考えている場合は、決められたルールの中で採用活動を行うことが重要です。
高卒採用のスケジュールをきちんと把握していたか
高卒採用はルール以外にスケジュールも厳格に決められています。
スケジュールに則って動かなければ、他社と差をつけられてしまい、採用成功が遠くなってしまうでしょう。
高卒採用は例年7月1日が求人情報の解禁日となっており、この日までは学校斡旋による採用活動はできません。
また、採用活動も2か月半ほどと短いため、この間にどれだけ自社に興味を持ってもらえるか、「応募したい」と思ってもらえるかが重要なのです。
9月半ばごろからの選考で、ほとんどの学生は就職先が決まってしまいます。
求人解禁前に入念な事前準備を行い、2か月半でその成果を見せることが、採用成功のカギとなるでしょう。
解禁前の準備期間
高卒採用は、採用活動の期間が短い分、事前にどれだけ準備できるかがカギを握ります。
ここでは、求人解禁前の準備期間でやるべきことをチェックしていきましょう。
採用ターゲットを決めていたか
高卒採用を成功させるには、事前に採用ターゲットを決めておく必要があります。
採用ターゲットとは、採用したい具体的な人物像のことです。
高卒採用の場合は「どんな高校生を採用したいか」が採用ターゲットとなります。
採用ターゲットを考える上で重要なのは、どれだけ具体的に考えられるかです。
具体的な人物像がなければ、どの学校が自社に合っているか絞りこむこともできません。
また、さまざまな職種で募集をかける場合は、職種ごと違った採用ターゲットを設定しておくことをオススメします。
学校の情報収集を行ったか
高卒採用では、学校の情報収集を行うことも成功につながる秘訣です。
高卒就職に力を入れているかどうか、どのようなスキルを持った生徒たちが在籍しているのかは学校ごとで違います。
まずは高卒就職に積極的な学校を探し、ホームページを見たり、定期的に訪問したりすることが必要です。
社内にOB・OGが働いていれば、雰囲気などを聞いてみてもいいでしょう。
学校側のニーズを把握できたか
学校訪問の際に、自分たちの伝えたいことばかり話していませんか?
学校訪問には、自社の伝えたいことが直接伝えられるだけでなく、学校側のニーズを把握できるという側面もあります。
学校側が知りたい情報を提供することができれば、仕事への理解も深まりますし、生徒にも求人を紹介しやすくなるでしょう。
民間の高卒支援サービスなどを活用すると、数多くの現場の声を聞くことができますので、気になる方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
自社の強みをアピールできるコンテンツが作れたか
社会人経験の少ない高校生に自社の仕事を理解してもらうためには、効果的な採用プロモーションが必要です。
採用プロモーションとは、自社の認知度を高め、興味・関心を持つ学生を増やすことです。
高校生は、WEBでの情報収集も積極的に行っていますので、採用サイトや動画、SNSなどプロモーション方法は数多くあります。
どのような結果を出したいかを明確にし、プロモーションを行うことで、母集団形成をすることができるでしょう。
求人票の内容を見直し、改善したか
求人票は学校斡旋で採用活動を行う際に必ず提出しなければなりません。
どの企業も同じフォーマットで提出するため、まずは、先生や生徒の目に留まるような工夫をする必要があります。
学校側はどこを注目して見ているのか、高校生が理解できるような文章になっているかなど、高卒採用ならではの視点で求人票を確認しましょう。
去年と同じものを使いまわすのではなく、1年ごとに見直して修正することで、採用成功へ近づきます。
求人解禁後から応募前まで
求人解禁後には、学校訪問や職場見学など、自社をアピールできる機会が多くあります。
ここでの行動をきちんと改善することができれば、採用成功に大きく近づくでしょう。
学校訪問に対する準備を行ったか
学校訪問は、限られた時間の中で、学校側の状況のヒアリングと自社の話をしなければなりません。
短い時間の中でより多くのことを伝えるには、事前に内容をまとめ、練習しておくことが必要でしょう。
他社と同じような説明や、不慣れな説明では、学校側の印象に残りません。
「説明が上手かった」「質問に的確に答えてくれた」など好印象を残すためにも、学校訪問に対する事前練習は行っておきましょう。
学校側が理解できるような業務内容の説明ができたか
自社の業務内容を理解してもらうことは、応募者の質の向上や、早期離職の防止などにつながります。
先生や生徒が理解できるよう、求人票やパンフレットなどの言葉のチョイスを変えるのはもちろん、動画などのコンテンツを作れば、よりイメージが湧きやすくなります。
「やっていることが分かりづらいから…」と諦めるのではなく、さまざまな方法を組み合わせながら少しでも多く理解してもらえるよう努めることが大切です。
職場見学に対する準備を行ったか
職場見学は高校生が直接企業とコミュニケーションできる貴重な機会です。
生徒は職場見学に参加することで、仕事に対する理解が深まり、納得した上で応募することができます。
企業側も応募者の質向上や早期離職防止などメリットが多くあり、上手く行けば採用成功に大きく近づきます。
職場見学の前には、どんなルートで回るか、どのようなことを伝えるか、質疑応答の時間はどのぐらい取るかなど、具体的なスケジュールや内容を決めておきましょう。
高校生は引率の社員だけでなく、社内環境やその他の社員の行動も細かくチェックしています。
社内全体のイベントとして捉えることで、高卒採用に対する自社の意識も変わるでしょう。
また、「採用選考につながる質問をしてはいけない」などの厳しいルールもありますので、合わせて把握しておくことをオススメします。
応募後から入社前まで
応募後の対応を誤ってしまうと、内定辞退や早期離職などにつながってしまいます。
企業側のリスクも大きくなりますので、自分たちの行動についてチェックし、失敗しないような対策を考えるようにしましょう。
面接に対する準備を行ったか
面接では質問内容以外にも準備しておくべきことがあります。
まずは、採用ターゲットのすり合わせです。
複数の面接官が高校生の面接を対応する場合、採用基準がブレてしまうと自社に合った人物が採用できません。
そのため、事前にターゲットに対する認識をすり合わせておきましょう。
また、面接官として実際に面接の練習をすることも重要です。
質問事項の確認ももちろん、面接官側も高校生に好印象を持たれるようにふるまいましょう。
一人一社制とはいえ、面接官の態度が悪ければ内定辞退される可能性もあります。
また、いい印象が持てないまま入社してしまうと、早期離職にもつながりかねません。
このような事態を防ぐためにも、面接の練習は必要なのです。
内定者フォローを行ったか
高卒採用の場合、内定が出た企業に就職することが慣例となっています。
大卒採用と比べると内定辞退も少ないため、内定者フォローをあまり行っていない企業もあるのではないでしょうか。
しかし、高校生側からするとフォローがないことで不安が強まり、結果的に早期離職の原因となることもあります。
「あなたの入社を歓迎しています」」という意思を伝えることは、高校生の安心にもつながります。
入社に対するモチベーションも高まりますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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